
スタントマン 武替道
1980年代、売れっ子アクション監督として活躍していたサムは、撮影中に危険なアクションシーンを強行したことでスタントマンを半身不随にしてしまい、映画業界を引退する。時は流れ、整骨院を営み静かに暮らしていたサムのもとに、かつての仲間から「もう一度アクション映画の監督をやってほしい」という依頼が舞い込み、数十年ぶりに映画制作に参加する。しかし、アクション映画の現場は、かつてとは異なりコンプライアンスも厳しく、リアリティを追求するサムのやり方に俳優のワイや製作陣が反発し、現場はぎくしゃくする。若手スタントマンのロンは、サムを献身的にフォローし何とか撮影を進めようとするが……。