
天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命
<敵>が分からなければ教えてやる!
“生きづらいんだったら革命家になるしかない、お前にはその資格がある”。見沢知廉<敵>が分からなければ教えてやる! 繰り返される危険な遊戯。革命という快楽に酔いしれた男の46年。獄中で書いた小説「天皇ごっこ」や、獄中手記「囚人狂時代」で知られ、2005年投身自殺により46年の生涯を閉じた作家・見沢知廉の実像に迫るドキュメンタリー。1959年に生まれた見沢知廉は幼いころから英才教育を施され、早稲田中学へと進学するが同高等部在学中に問題を起こし退学になる。その後暴走族や新左翼時代を経て、1978年三里塚闘争に身を投じるがやがて新右翼に転向。1982年に同志を殺害した罪で12年の懲役を言い渡され、その間に獄中で書いた小説「天皇ごっこ」が新日本文学賞を受賞する…。