
終わってる
打算が産み出す大いなる誤算。女たち、男たち、日々淡々、に非ず。
晋助は、妻のまきと一歳に満たない娘はること暮らしている。 特に不満はないが、満 たされていない日々を送っていた。 そんな時、 妻のまきとの共通の女友達の町子が気になりはじめ る。その事をまきに告げ、 晋助は家を出ていく。 行くところのない晋助は、 まきと共通の友人である馬場のところへ転がり込む。 結婚前からまきの事が好きだった馬場は、 普助に「なぜ出てきたのか?」「早く 戻ってやれ!」と面倒な事ばかり言ってくる。 晋助は、 居心地が悪くなり、 気になる町子のところへ向かうこ とに。 彼氏と別れそうと言っていたにもかかわらず、いざ行ってみるとよりが戻っている始末。