
1 シーズン
12 エピソード
飯を喰らひて華と告ぐ - Season 1 Episode 12 第12話 塩むすび
役者になることを夢見て上京した山下。だが10年経っても芽が出ず、生活は困窮。水道もガスも止められ、何日も何も食べられていない。ついに包丁片手にコンビニ強盗をもくろむも、勇気がなく断念。その時ふと漂ってきたいい匂いに誘われるように、「一香軒」へ。そこには秋刀魚を七輪で焼く店主の姿があった。片手に包丁を持つ山下に、さすがの店主もビビるかと思いきや、静かに山下を抱きしめ、土鍋で炊いたあたたかい塩むすびを握り始める。